米アドベントネットは2007年8月22日,Webアプリケーション「Zoho Writer」を,インターネットに接続されていない状態で動作させる「オフライン」に対応させたと発表した。Zoho Writerは,マイクロソフトのWordに似たワードプロセッサ機能を提供するWebアプリケーションである。
オフライン処理のために利用したのは,米グーグルが提供する「Google Gears」。ローカルで動作するWebサーバー・ソフトウエアとデータベースを持ち,Webサイト上のデータをローカルに一時的に蓄えて実行することで,オフライン処理を実現する。
オフラインで利用するのは簡単。Zoho Writerを開き,画面上部にある「Go Offline」のリンクを選択すれば,Web上のデータとローカル・データの同期処理が行われオフライン・モードに切り替わる(写真1)。
ただし,現時点でオフラインとして利用できるのは,作成済みの文書の閲覧のみ(写真2)。8月27日の週以降にさらに機能強化を図るとしており,オフラインでの編集機能なども追加する見込みだ。