米American Airlinesは米国時間8月17日,同社の商標を含む検索キーワードの販売をめぐって米Googleを提訴したことを明らかにした。

 American Airlinesによると,Googleはこれまで「American Airlines」や「AA.com」などAmerican Airlinesが商標を持つ単語やこれらの単語を含む検索キーワードを他社に販売している。

 実際これらのキーワードで検索すると,「CheapoAir.com」や「ArlineTickets.cheapnhotels.com」など,格安航空券販売サイトのスポンサ広告リンクが同時に表示される。American Airlinesは,こうしたサービスが消費者の混乱を招き,消費による同社サイトへの訪問が妨げられることを懸念して提訴に踏み切ったという(米InternetNews.com)。

 これに対し,Googleは「我が社の商標に対する方針は,商標所有者の利益と消費者の選択肢のバランスを適切にとっており,その正当性はこれまでの商標をめぐる判例で明らかになっている」と述べている(米CNET)。

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