Momonga Projectは8月19日,ディストリビューション新版「Momonga Linux 4」をリリースした。4ではオープンソース仮想マシンのOpenVZに対応,またPungiおよびlivecd-toolによりカスタマイズしたCD/DVDイメージを作成することが可能になった。

 Momonga Linuxは日本のMomonga Projectがボランティア・ベースで開発しているLinuxディストリビューション。先進的な技術を取り入れていくことなどを開発方針としている(関連記事)。

 OpenVZはSWsoftが開発している仮想マシン・ソフトVirtuozzoのオープンソース版で,「実際に必要になるまではメモリーが使用されないためXenに比べメモリー使用効率が高い」(Momonga Project)という。

 Pungiおよびlivecd-toolはFedoraプロジェクトの成果物。収録するパッケージをカスタマイズできる。

 またRuby on Rails,Catalyst,Django,TurboGears,StrutsといったWebアプリケーション・フレームワークを収録した。

 3Dデスクトップ環境としてはのCompizとBerylが統合された「Compiz Fusion-0.5.2」を収録。

 Momonga Linux 4はi686およびx86_64に対応。ppc64(PS3)版も開発中。CDイメージおよびDVDイメージはMomonga Projectの公式サイトおよびミラーサイトからダウンロードできる。

◎関連資料
Momonga Linux 4 公開のおしらせ