富士通サービスは8月16日、英ロイターとアウトソーシング契約を結んだと発表した。富士通サービスは英国にある富士通の100%子会社。契約の総額は約1000億円で、アウトソーシングの期間は10年間。ITインフラにかかわっていたロイターの従業員約500人が、富士通グループに転籍する。富士通サービスが民間から請け負ったアウトソーシング契約としては過去最高規模のものとなる。

 富士通グループは、ポルトガルのリスボンとマレーシアのクアラルンプールにある、富士通グループのヘルプデスクからの多言語サポートや、データセンター業務の代行などのサービスを提供する。ロイターは今回のアウトソーシング契約により、約350億円のIT投資削減が期待できるとしている。