米Sprint Nextelは,2007年第2四半期の決算を米国時間8月8日に発表した。当期の売上高は101億6200万ドルで,前年同期の100億700万ドルから2%の微増となった。継続事業による純利益は1900万ドル(1株あたりの利益は1セント)で,前年同期の2億9100万ドル(同10セント)から90%以上落ち込んだ。次世代通信プラットフォームWiMAXの導入費用や買収統合費用,営業経費などが大きく影響した。

 無線事業の売上高は前年同期の85億2000万ドルから3%増加して87億8500万ドルになった。新規加入者を約40万人獲得し,累計契約者数は前年同期から5%増加して5400万人に達した。有線事業の売上高は前年同期からほぼ横ばいの16億3400万ドルだった。

 なお,同社は当期に,WiMAX関連費用として5100万ドル,買収統合関連費用として1億6300万ドルを計上した。

 2007年通期の業績見通しについては,売上高が410億~420億ドル,税引き前営業利益が110億~115億ドルの範囲と見込む。

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