無線ブロードバンド規格「WiMAX」の策定/推進に取り組むWiMAX Forumは,英Vodafoneが主要メンバーとして参加することを,米国時間8月9日に発表した。

 WiMAX Forumは,広帯域無線アクセス製品の相互接続性を推進する非営利業界団体。WiMAX規格に対応する製品の相互接続性の確立を目的として,認証プログラム「WiMAX Forum Certified」などを提供している。WiMAX Forumには,現在141の通信事業者を含め,470以上の企業が加盟している。

 VodafoneのグローバルCTO(最高技術責任者)を務めるSteve Pusey氏は,「Vodafoneは,引き続き将来的なネットワーク技術について中立の立場にある。WiMAX Forumへの参加は,この技術の可能性を評価するうえで必然的なステップである」とコメントしている。

 Vodafoneは現在,国際電気通信連合(ITU)とGSMネットワークの業界団体「GSM Association」,第3世代(3G)無線インターネット関連の標準化組織「Third Generation Partnership Project(3GPP)」,将来の無線ブロードバンド構想を策定する共同の取り組み「Next Generation Mobile Networks(NGMN)」などにも参加している。

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