米Hewlett-Packard(HP)は米国時間8月6日,米カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「LinuxWorld 2007」で,未使用の処理能力を活用して複雑なデータ・セットを可視化する技術「Parallel Compositing Library」をオープンソース化することなどを発表した。

 今回の発表は,企業のデータ・センターにおけるオープンソースとLinuxの導入支援を目的としたもの。このほかにも,独立系ソフトウエア・ベンダー(ISV)によるアプリケーション仮想化対応を支援するプログラムの拡大や,従量課金型の料金体系によるLinuxの提供などを発表した。

 HPは2007年6月に,ISVによるアプリケーションの仮想化対応を支援するプログラム「HP Partner Virtualization Program」を発表している。今回,このプログラムを拡大し,OS仮想化ソフトウエア「Xen」とDebianのゲストOSサポートを追加した。また,HP Integrityサーバーにおける従量課金型の料金体系をLinuxにも拡大する。これまで,HP Integrityサーバーの従量課金サービスでは,HP-UX,Windows,OpenVMSなどに対応していた。

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