現在利用されているものより優れた携帯電話機といえば,米Googleは8月第1週,1年以内に市場投入する予定の携帯電話機について,試作品をちらつかせ始めたようだ(関連記事:「Googleが携帯電話を計画」,米紙報道)。

 当然この携帯電話機には,Googleのソフトウエア・サービス・スイートを搭載する。Googleは,適切なデバイスを求めて,無線キャリアや携帯電話機メーカー,通信業界のその他企業をあれこれ比べている最中である。

 先ごろGoogleは,間もなく利用可能となる新たな無線周波数帯について,米連邦通信委員会(FCC)に提案を行った。このことから,Googleが突如モバイル・コンピューティングに興味を持ったことは,驚くにあたらない。真剣に考えていない投資対象に,46億ドル以上もの資金をつぎ込むことなどない。Googleの様々なサービスを利用しているユーザーの一人として,筆者はGoogleが何を出すつもりなのか知りたい。「iPhone」よりずっと興味深く便利なものであると思う。