電通国際情報サービス(ISID)は,8月3日,オープンソースのJ2EEフレームワークSeasar2をベースにした金融業務アプリケーション開発基盤を構築したことを明らかにした。既に複数のアプリケーション開発へ適用しているという。

 開発基盤は利息計算,価値・リスク指標算出,応答日・営業日計算などの金融関数コンポーネント,グラフやPDF生成,バッチ起動管理などの機能を備えている。

 Seasar2はISIDに勤務するひがやすを氏が中心となって開発している,DI(Dependency Injection)コンテナと呼ばれるフレームワーク。ISIDでは自社製品の開発プロジェクトでSeasar2を積極的に採用,Seasar2の有償サポート・サービスを2005年に開始,「オープンソース・ソフトウエアの持つ技術進歩とエンタープライズアプリケーションの融合ならびにオープンソース・ソフトウエア文化の発展に寄与してきた」(ISID)としている。