米eBay傘下のPayPalは米国時間8月2日,代金後払いの新しいサービス「PayPal Pay Later」を発表した。このサービスを提供する小売店のWebサイトで商品を購入した場合,消費者は支払いを先延ばしできるようになる。

 この新しいサービスは,米国内の消費者を対象としたもので,PayPal口座を持っていなくても利用できる。小売店側は,消費者の決済時に,決済用のクレジット口座と支払いオプションを提供する。このオプションでは,支払期日を最大で90日後まで延ばすことができる。

 米メディアのCNET(CNET News.com)によると,消費者がこの後払いオプションを選択した場合,小売店側は通常のPayPalの手数料以外に追加料金を払う必要はない。後払い代金分の利子は,PayPalと米GE Money Bankが負担するという。

 PayPalが米Northstar Researchに委託した調査によれば,PayPalユーザーの56%は,小売店サイトが代金後払いのオプションを提供していれば,そのサイトから購入する可能性が高くなると答えている。

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