米Appleは米国時間7月31日,同社のOS「Mac OS X」の脆弱性を修正するアップデートを公開した。対象バージョンは「10.3.9」と「10.4.10」で計6種類。複数のコンポーネントのセキュリティを改善したという。同社のサポート・サイトからダウンロードできる。自動アップデート機能「Software Update」を通じたインストールも可能。

 同社は,Mac OS X 10.3.9,Mac OS X Server 10.3.9, Mac OS X 10.4.10(PowerPC版とユニバーサル版),Mac OS X Server 10.4.10(PowerPC版とユニバーサル版)の全ユーザーに,アップデートを適用するよう勧告している。これらアップデートにより,bzip2,CFNetwork,Core Audio,cscope,gnuzip,Kerberos,PHP,samba,WebKit,WebCoreといったコンポーネントの信頼性が向上する。

 また同社は,携帯電話「iPhone」向けのソフトウエア・アップデートもリリースした。Webブラウザ「Safari」を使って悪意のあるWebサイトを開くと,クロス・サイト・スクリプティング攻撃や不正コードの実行を許す可能性がある脆弱性を修正している。アップデートは,iPhoneをパソコン経由でネットに接続すると,「iTunes」を介してインストールされる。

[Mac OS X 10.3.9向けアップデート ]
[Mac OS X Server 10.3.9向けアップデート ]
[Mac OS X 10.4.10(PowerPC版)向けアップデート]
[Mac OS X Server 10.4.10(PowerPC版)向けアップデート]
[Mac OS X 10.4.10(ユニバーサル版)向けアップデート]
[Mac OS X Server 10.4.10(ユニバーサル版)向けアップデート]
[iPhone向けアップデート]