マイクロソフト日本法人が8月1日にCIO職を設置する。日本法人にCIO職が設置されるのは初めて。日本法人とアジア地域における社内情報システムを統括する。

 今回CIOに就いたのは鈴木 協一郎氏。肩書きは執行役 日本・アジア担当 最高情報責任者となる。鈴木氏の業務拠点は東京だが,責任範囲は中国やアジア太平洋地域に至る。直属の上司はダレン・ヒューストン代表執行役 社長。鈴木氏は以前は経営戦略担当の執行役だった。

 現在マイクロソフト日本法人は経営方針「Plan-J」を推進している(Plan-Jについての関連記事)。米マイクロソフトにとって日本は米国に続く2番目に大きな市場。その日本に向けた体制強化や各種サービスの強化がPlan-Jの主旨である。

 マイクロソフト日本法人におけるCIO職の設置はその一環。「CIO職は経営のコアメンバーとして,社内システムの整備をタイムリに進めていく。そのメリットは日本法人社内にとどまらず,日本のユーザーにもある」(同社広報)。社内でマイクロソフト製品の適用を進め,そのノウハウをスムーズに還元する狙いもあるとしている。