米Intelは,サーバー向け各種規格を策定する業界団体Server Systems Infrastructure(SSI)のブレード・サーバー仕様「Modular Server Specifications」を採用する。Intelが米国時間7月30日に明らかにしたもの。

 Modular Server Specificationsは,ブレード・サーバー用のモジュラ設計仕様。電源やサーバー基板フォーム・ファクタなどを規定している。同仕様に従うと,相互接続性を備えるサーバー・ブレードやきょう体,管理ソフトウエアの開発が可能となり,製品開発に関係する作業を簡素化/低コスト化できるという。

 Intelは,同仕様のうちサーバー・ブレード,メザニン・ボード,システム管理インタフェースの設計仕様に準拠する。

 Modular Server Specificationsは,40社以上のサーバー関連ベンダーが支持を表明している。各社は同仕様の評価や実装を進めており,2008年より対応製品が利用可能になる予定。同仕様を採用する主なベンダーは以下の通り。台湾Acer,台湾ASUS,韓国Digital Henge,米Gateway,ロシアKraftway,中国Lenovo Group(聯想集団),米Microsoft,ドイツTranstec,インドWipro。

 米メディア(InfoWorld)によると,SSIは台湾の台北で7月30日にModular Server Specificationsのドラフト版を発表した。最終版は2008年公開予定という。

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