ジュピターテレコムは2007年7月30日,2007年度中間期(2007年1~6月)の連結決算を発表した。売上高は1281億円と前年同期比24%の増加(通期予想に対する進捗率は49%),純利益は115億円で同42%の増加(同進捗率は56%)となった。加入世帯数が前年同期比で24%増加したことなどが増収増益の要因である。

 デジタル放送サービスの加入者に提供中のハイビジョン(HDTV)チャンネルやHDD(ハードディスク駆動装置)内蔵STB(セットトップボックス),VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めており,デジタル化率(多チャンネル放送サービスの加入者全体に占めるデジタル放送サービス加入者の比率)は前年同期より15ポイント増加し,59%に達した。今後は通信速度が160Mb/sのインターネット接続サービスの提供地域の拡大や,ジュピターTVとの合併によるチャンネルラインナップの強化,ホームセキュリティーサービスや緊急地震速報サービスといった新たな付加価値サービスの提供により,さらに加入者の増加を目指す計画である。