米McAfeeは米国時間7月26日,ルートキット検出ツール「McAfee Rootkit Detective 1.0」の無償提供を開始した。McAfeeが同日明らかにしたもの。同社のWebサイトからダウンロードできる。

 Rootkit Detectiveを利用すると,パソコンのシステム内に隠ぺいされたルートキットを見つけられる。McAfeeは同ツールの試験提供を2007年1月に開始し,累積ダウンロード件数は11万回を超えた。

 隠されているプロセス,レジストリのエントリ,ファイルを検出するので,ユーザーは安全に削除したり,システム再起動時に無効化したりできる。カーネル・メモリーの整合性を検査して変更個所を表示する機能や,発見したルートキットの情報をMcAfeeに報告する機能も備える。

 なおMcAfeeによると,2006年に発見されたルートキットは3284個で,2007年は上半期だけで7325個に達したという。