オンライン表計算ソフト「OnSheet」を使ってみたインフォテリアは2007年7月25日、Webブラウザー上で使用できる表計算ツール「OnSheet」を正式リリース前評価版(ベータ版)として公開した。OnSheetは香港のシステム開発会社Team and Conceptsが開発した「EditGrid」というオンライン表計算ツールを完全に日本語化し、かつ、インフォテリアのデータ連係システム「ASTERIA WARP」への接続機能を持たせたもの。 すでに、日本語で利用できるオンライン表計算ツールの代表的なものとしては、グーグルの「Google Docs & Spreadsheets」(以下、Google Spreadsheets)、ソースネクストの「ThinkFreeてがるオフィス」がある。前者はインターネットを通じたデータ共有、後者はマイクロソフトの「Office」の置き換えを強く意識した機能が特徴だ。 OnSheetは、企業をはじめとする法人ユーザーがデータベースにアクセスするためのツールとして利用することを前提に開発された。Google Spreadsheetsの持つ共有機能はほぼカバーしつつ、インタフェース上はExcelのようなプルダウン型メニューを採用し、Excelに似た使い勝手を実現している(図1)。 ただし、現時点のベータ版ではASTERIAとの連携機能はまだ提供されていない。今回、Excelで作成したファイルとの比較と、オンラインでのデータ管理機能を中心に試用してみた。 Excelファイルの再現については、サーバーにアップロードして読み込んだ場合、条件付き書式やセルの結合は消えたが、計算式は「=得票数/割る数」のように、セルに対する名前を設定しているケースも再現できている(図2)。データの入力では、Google Spreadsheetsでは未サポートのドラッグでの計算式コピーもExcelと同じ使い勝手で利用できる(図3)。 基本的に、サーバーにアップロードしたデータは、OnSheet.netに作成されるユーザーのアカウント内に保存される。ローカルで使用したい場合はファイルを、xls、csv、html、pdfなど9種類のほか、カスタム形式でエクスポート(出力)できる。このカスタム形式は、XMLのスタイルシートを定義して利用するものだ。ちなみにGoogle Spreadsheetsが出力できるファイル形式は6種類。 また、それぞれの形式のデータに直接アクセスできるURLを出力する「パーマリンク」機能がある(図4)。メールやWebページ上でデータを参照させる際に便利だろう。パーマリンクを利用したデータの参照は、OnSheetのユーザーアカウントをもっていなくても可能だ。 保存してあるデータは公開のレベルは「プライベート」「読み取りのみ」「読み取り・書き込み」の3つで管理する。データに対して設定したタグを使って、一覧画面上の表示を切り替えることができる。 評価したタイミングがベータ版公開から間もないこともあるだろうが、操作に対する反応の早さはオンライン上で動いているソフトとは思えないほど速い。ベータテストを経て、10月には法人向けに商品として販売される計画。その際も個人アカウント(一部機能は利用できない)では無料で使用できる。 |