調査結果の一例(ネットスターの発表資料から引用)
調査結果の一例(ネットスターの発表資料から引用)
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 悪質なWebサイトへのアクセスを制限するURLフィルタリング関連製品・サービスを提供するネットスターは2007年7月26日、中学生を対象に実施した「家庭でのインターネット利用実態調査」の結果を発表した。それによると、回答者の1割弱が「ネットで知り合った人と会ったことがある」、1割強が「Winnyなどを使ったことがある」と答えた。

 今回のアンケートは、2007年7月18日および7月19日にWeb上で実施された。調査対象は、中学生のインターネットユーザー。有効回答数は515。内訳は、男子が46.8%、女子が53.2%。

 「よく利用するサイト」としては、「Yahoo!などのポータルサイト」を選択した回答者が38.4%で最も多かった。以下、「ブログ」が33.2%、「YouTube」が27.6%、「ゲームができるサイト」が20.2%、「掲示板」が19.2%だった(複数回答)。

 「ネットで知り合った人と実際に会ったことがあるか」という問いには、回答者の9.3%が「ある」と回答(図)。会ったときの状況としては、35.4%が「同年代の数名」、10.4%が「大人を含む数名」、8.8%が「異性の相手と二人きり」、33.3%が「同性の相手と二人きり」と答えた(複数回答)。

 知り合ったサイトとしては、39.6%が「SNSやコミュニティサイトの掲示板」、35.4%が「自分のブログ・プロフ」、29.2%が「趣味のサイト」と回答(複数回答)。「出会い系サイト」と答えたユーザーはゼロだった。

 Winnyなどのファイル共有ソフト(ファイル交換ソフト)の利用状況についても尋ねた。すると、10.9%が「利用している」と回答。そのほか、「学校などの友人が使っている」が8.3%、「親が使っている」が5.2%、「兄・姉が使っている」が3.3%だった。

 掲示板などで誹謗中傷したり、悪口を書いたメールを送信したりする、いわゆる「ネットいじめ」に関する設問では、5.4%が「やったことがある」、9.1%が「されたことがある」、42.1%が「見聞きしたことがある」と回答。

 Webサイト中の画像やリンクをクリックしただけで料金を請求される「ワンクリック詐欺」については、20.4%が「そういったサイトにアクセスしたことがある」と答えたものの、「実際に支払った」との回答はゼロだった。

 「どういったサイトからワンクリック詐欺サイトへ誘導されたか」という問いには、「掲示板サイト」が最も多く36.2%。次いで、「検索サイト(検索結果)」と「アダルトサイト」が共に29.5%、「ゲームサイト」が21.9%だった(複数回答)。