米Microsoftは米国時間7月25日,ソーシャル・ニュース・サイトの「Digg」を運営する米Diggとオンライン広告配信に関する3年間の提携を結んだことを発表した。Microsoftは,Diggサイトにおけるディスプレイおよび文脈型広告の排他的プロバイダとなる。また,将来的な技術および広告の取り組みでも協力体制を敷く。

 Diggは2004年に開設され,1カ月当たりのユニーク・ビジター数は1700万人を超えるという。ユーザーがより多くブックマークした記事が,ページの上位に掲載される仕組みを持つ。同様のユーザー参加型ニュース・サイトには,米Yahoo!に買収された「del.icio.us」などがある。

 Microsoftは,Diggの現在の広告パートナである米Federated Media Publishingと協力し,Diggユーザーおよび広告主向けの統合プログラムを提供する計画である。

 DiggのCEO(最高経営責任者)であるJay Adelson氏は「視聴者数が成長を続ける中,Microsoftと手を組むことで,当社は広告インフラの開発よりも,Diggサイトの革新的な機能追加にいっそう専念できる」と,今回の提携のメリットを説明している。

 またMicrosoftの子会社Massiveは同日,米Electronic Arts(EA)のゲーム・タイトル5作についてゲーム内広告の契約を結んだことを明らかにした。年内にEAの「Madden NFL 08」「NASCAR 08」「NHL 08」「Tiger Woods PGA TOUR 08」「SKATE」を,動的配信に対応したゲーム内広告の配信ネットワーク「Massive Network」に追加する。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]