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オールアバウトが「LEON」元編集長率いる出版社を子会社化

2007/07/25
染原 睦美=日経パソコン
オールアバウトの江幡哲也社長(左)、KI&Company岸田一郎社長(右)
オールアバウトの江幡哲也社長(左)、KI&Company岸田一郎社長(右)
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業務提携によりコンテンツや広告の強化を行う
業務提携によりコンテンツや広告の強化を行う
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 情報サイト「All About」を運営するオールアバウトと出版社のKI&Companyは2007年7月25日、両社の業務提携を発表した。8月下旬には、オールアバウトがKI&Companyが実施する第三者割当増資を引き受け、KI&Companyを子会社化する計画。両社は今後、コンテンツや広告営業などで協業する。オールアバウトから役員、事業部長クラスの人員派遣も行う。

 KI&Companyは、LEONの元編集長で「ちょいワルオヤジ」などの言葉を生み出したことでも有名な岸田一郎氏が2006年9月に設立。出版・Web事業を手がけ、富裕層をターゲットにした雑誌「Zino」の刊行やWebサイト「@Zino」の運営を行っている。Zinoは月間8万部発行、「@Zino」は会員数6000人。

 オールアバウトの江幡哲也社長は「よいコンテンツをWebに置いておくだけではダメ。いかにそのコンテンツと読者との接点を創造していくかが重要」と独自のノウハウを生かしてKI&Companyのコンテンツを有効活用していくと強調した。オールアバウトは「All About」以外に、団塊世代向けの「All About セカンドライフ」や主婦向けの「ミセス All About」などの「雑誌ライクなWebページを展開しているが、富裕層男性向けのWebページはない」(江幡社長)。「@Zino」を展開することで、新たな層を取り込む狙いだ。

 オールアバウトにとってZino読者および「年収1000万円以上が半数、2000万円以上が1000人以上」(KI&Companyの岸田一郎社長)の@Zinoの会員に向けた広告出稿も魅力だ。「ラグジュアリーブランドのWebへの広告出稿はまだ本格化しておらず、今後加速度的に進む可能性を秘めている」(江幡社長)。

 岸田社長は、かねてよりネット業界でのパートナーを探していたという。「(ネット事業を)始めてみたものの、これがかなり大変だった。クロスメディアを展開するために立ち上げた会社である以上、ネット事業においてさらなる経営基盤の強化が必至という結論に至った」(岸田社長)と雑誌畑のノウハウだけでは事業が厳しいと感じたことを吐露した。今後は、ほかのメディアとの業務提携も考えており、「すでにテレビ関連会社とも話を進めている」(岸田社長)。

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