日本出版販売(日販)は7月24日、同社の受注システムに障害が発生し、受注データの処理ができなくなったことを明らかにした。

 今回トラブルが発生したのは、同社の王子流通センターのリニューアルに伴って切り替えた新システムである。7月17日に新システムに切り替えた際にシステム障害が発生し、受注データの処理ができなくなったという。これにより、受注データが、後工程のFAシステムに入らず、機械仕分けを停止せざるを得なくなった。

 7月22日にはシステムが復旧、同日22時30分から機械仕分けを再開した。受注データの60%の処理量から再開、数日中には100%に回復させたいとしている。今回のトラブルによるデータの紛失はないという。同社は、現在復旧作業を進めると共に、トラブルの原因を探っている。