電子情報技術産業協会(JEITA)は2007年7月24日、2007年6月の国内パソコン出荷統計を発表した。出荷台数は74万9000台、出荷金額は940億円。5月はそれぞれ61万6000台および787億円だったので、いずれについても2割ほど増加した。また、地上デジタルチューナー内蔵パソコンの出荷台数は3万1000台だった。

 出荷台数74万9000台の内訳は、デスクトップパソコンが27万台、ノートパソコンが47万9000台。ノートの割合は64.0%。2007年4月および5月と同じように、ノートが6割以上を占めた。

 出荷金額940億円の内訳は、デスクトップが317億円、ノートが623億円。地上デジタルチューナー内蔵パソコンの出荷台数3万1000台の内訳は、デスクトップが2万2000台、ノートが9000台だった。

 第1四半期(4月から6月)で見ると、出荷台数は207万3000台。そのうちデスクトップは75万1000台、ノートは132万2000台で、ノートの比率は63.8%。JEITAによれば、このノート比率は、四半期として過去最高であるという。第1四半期の出荷金額は2630億円。

 ちなみに、2006年第1四半期の国内出荷台数は296万5000台で、出荷金額は3819億円だった。ただし、2007年4月の統計から、デルと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の2社が統計調査から離脱し、参加社数は13社になっている。このため、単純には比較できない。