写真●英語、中国語、日本語に対応するクライアント
写真●英語、中国語、日本語に対応するクライアント
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 Qript(クリプト)は7月25日、企業向けのインスタント・メッセンジャー(IM)「Yocto(ヨクト)」の新版(バージョン3)の提供を開始する。新版では、(1)システムのマルチ言語対応、(2)クライアント・ソフトの英語、中国語対応、(3)パスワード有効期限の設定機能を追加し、一部機能の改良を実施した。

 Yoctoは企業向けに開発されたIMシステムで、ユーザーやログの管理、アクセス制御や暗号化などの機能を備えている。

 従来、Yoctoが対応する言語は日本語のみであったが、システムをマルチ言語対応にしたため、メッセージやステータスに世界各国の言語を使えるようになる。併せて、クライアントのメニューなどの言語を、日本語、英語、中国語から選べるようになる(写真)。

 また、管理者側で各ユーザーのパスワードの利用有効期限を設定可能とした。その際、パスワード変更のアラートを表示する期間も設定できる。期限が過ぎても変更しない場合、ダイアログボックスを表示しパスワードを変更するまでログインを拒否する仕組みである。

 このほか、メッセージ処理機能や通信遮断時のリトライ機能の改良を図ったという。