オービックビジネスコンサルタント(OBC)は7月23日、パートやアルバイトの採用管理ソフトをSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供すると発表した。サービス名は「採用奉行」で、9月27日から販売を開始する。
採用奉行は、採用情報などをインターネット上で公開する「求職サービス」と、応募状況や採用プロセスを管理する「採用業務支援サービス」の2つで構成する。応募者の個人情報などは、採用奉行の開発・運営を担当しているOBCの子会社のビズソフトが管理する。
パートやアルバイトを採用したい企業は、自社Webサイトや求人情報サイトから採用奉行へのリンクを貼り、応募者に氏名や住所などを登録させる「求職サービス」に誘導する。採用担当者は、アクセス制限がかかっている「採用業務支援サービス」を通じて、応募者の個人情報を閲覧したり、応募者に対してメールを一斉配信したりできる。
採用奉行で収集・管理したデータを、OBCの業務ソフトで管理することも可能だ。例えば、人事管理パッケージの「人事奉行」や勤怠管理パッケージの「就業奉行」などで、応募者や採用者の情報を管理できる。
採用奉行には「パート・アルバイト編」と「中途採用編」の2種類がある。基本機能は変わらないが、入力項目や採用プロセス管理が多少異なる。利用費用は、いずれも半年当たり44万1000円。更新費用は3カ月当たり18万9000円から。OBCは今後1年間で、300契約の獲得を見込む。