米Googleは米国時間7月20日に,米連邦通信委員会(FCC)の無線周波数帯オークションに参加する意向を明らかにした。「FCCがより広範な競争と消費者選択を要求するフレームワークを受け入れるのであれば,700MHz帯のオークションに入札する」と述べている。
同社は7月9日にFCCに文書を提出し,「消費者の利益を優先するため」のルールを採用するよう要求。中でも以下の4点を考慮したオープンなプラットフォームをライセンス条件に盛り込むことを求めた。
- 消費者は任意のソフトウエア,アプリケーション,コンテンツをダウンロードあるいは利用することが可能
- 消費者は任意の通信デバイスを用いて自身が望む無線接続手段でアクセスすることが可能
- サードバーティー(リセラーなど)は,700MHz帯ライセンシからホールセール・ベースで帯域を購入することが可能
- サードバーティー(ISPなど)は,技術的に可能な任意のポイントで,700MHz帯ライセンシのネットワークに接続することが可能
Googleは,FCC会長のKevin Martin氏に宛てた7月20日付けの書簡で,FCCが上記の4条件すべてを受け入れるなら,FCCが提示している最低競売価格の46億ドルを用意する意向があるとしている。
米メディアの報道(InfoWorld)によると,FCCは700MHz帯のオークションを2008年に実施する計画という。
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