写真●モバイル・テクニカの無線VoIP端末とストリックスのメッシュ型無線LANの連携ソリューションの展示
写真●モバイル・テクニカの無線VoIP端末とストリックスのメッシュ型無線LANの連携ソリューションの展示
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 モバイル・テクニカは,東京ビッグサイトで開催中の「ワイヤレスジャパン2007」で,同社の無線VoIP端末「MobbyTalk253」と米ストリックス・システムズのメッシュ型無線LANシステム「Access/One Network Systems」を組み合わせたソリューションを展示している。両社は,7月17日に無線VoIP端末とメッシュ型無線LANの連携ソリューションの提供で協業を発表しており,そのソリューションの詳細をワイヤレスジャパン2007でアピールした。

 モバイル・テクニカのMobbyTalk253は,連続待ち受け時間180時間,連続通話300分を実現した省電力設計や,グローバルIPソリューションズのコーデックを採用した高品質などが特徴。オープンソースのIP-PBXである「Asterisk」に対応している。

 一方のAccess/One Network Systemsは,「面展開に強いメッシュ型無線LANシステムで,工場や工事現場,造船所といった屋内および屋外の広いエリアに向くという特徴がある」(ストリックス)。今回の新ソリューションでは,有線LANを敷設できないところで無線VoIP端末を使いたいというニーズを狙うという。ソリューションの販売方法については,今後検討していく。

 またモバイル・テクニカは,2007年6月に発表したMobbyTalk253の出荷開始時期と標準価格を明らかにした。同製品は8月中旬に出荷を始める予定で,標準価格は4万2000円だという。