Endpoint Protection 11.0の機能概要
Endpoint Protection 11.0の機能概要
[画像のクリックで拡大表示]

 シマンテックは2007年7月19日、企業向けのセキュリティソフト「Endpoint Protection 11.0」を発表した。従来のウイルス対策ソフト「AntiVirus Corporate Edition 10.x」の後継製品に当たる。

 新版は、従来のAntiVirus Corporate Editionと、ウイルス対策機能とファイアウォール機能を備える「Client Security」を統合した上で、ルートキット検出・駆除機能やプログラムの振る舞いによって不正プログラムを検出する機能、ピアツーピアソフトなど指定したプログラムの実行や通信を抑制する機能を加えた。このほか、メモリー使用量を抑えており、AntiVirus Corporate EditionとClient Securityを同時に利用する場合と比べて7割程度減ったという。

 また、パソコンが最新のセキュリティパッチを適用していなかったり、ウイルス対策機能のパターンファイルが古い場合に、パソコンが企業ネットワークへアクセスすることを制限する、いわゆる検疫ネットワークを構成するための製品群「Network Access Control 11.0」をオプションで用意する。同ソフトは、クライアントパソコンに導入するエージェントソフト、ポリシーを管理するツール、ポリシーの適用状況をスイッチなどに通知する「Network Access Control Enforcer」(アプライアンス)で構成。エージェントソフトはEndpoint Protection 11.0に組み込まれているほか、単体でも販売する。

 Endpoint Protection 11.0の価格は、7700円/ユーザー(100ユーザー時)。Network Access Controlの価格は検討中という。10月より発売を開始する。