米Time Warner傘下のAOLは米国時間7月18日,パソコンをインターネットの脅威から守るためのツールを無償で提供するサイト「AOL Internet Security Central」を公開した。このサイトは,これまでにAOLが提供してきたセキュリティ・ツールに加え,米McAfeeとの提携を通じてAOL向けの特別版「McAfee VirusScan Plus」を無償で提供する。

 特別版のMcAfee VirusScan Plusは,ウイルス/スパイウエア対策機能,双方向ファイアウオールのほか,悪意のある振る舞いの兆候を警告する機能などを備える。AOLまたはAIMのスクリーン名を持つユーザーが利用できる。

 Internet Security Centralから提供しているそのほかの無償ツールは次の通り。

・「AOL Parental Controls」
 親が子供のインターネット利用を監視するためのソフトウエア。不適切なサイトや危険なオンライン活動から子供を保護することを目的とする。標準的な年齢区分によるアクセス・コントロール,インスタント・メッセージング(IM)やチャットの制御のほか,子供のオンライン活動時間を制限できるオンライン・タイマー,子供のオンライン活動を電子メールで報告するレポート機能などを備える。

・「Computer Check-Up」
 パソコンを自動的にスキャンして30以上のパソコンおよびインターネット関連の問題を修正する。

・「Active Security Monitor」
 パソコン向けセキュリティ監視ソフトウエア。ウイルス,スパイウエア,個人情報窃盗,侵入といったセキュリティ脅威に対するぜい弱性を調べ,これらを修正するための情報を提供。

・「Phishing Protection」
 インターネット・サービス用ソフトウエア「AOL 9.0」やそのほかのAOLソフトウエアの最新版を利用するユーザーを既知のフィッシング・サイトから保護するためのソフトウエア。

・「Spam Protection」
 キーワードや送信者によって迷惑メール(スパム)を遮断したり,ユーザーが迷惑メールの報告やスパム・フォルダを管理する機能を提供。

・「Web Pop-up Controls」
 AOLソフトウエアのユーザーにポップアップやアニメーション広告を制御する機能を提供する。

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