KDDIは2007年7月18日、同社の携帯電話ユーザーの一部に対して、料金を誤って記載した請求書を送付していたと発表した。この件は、前週にいくつかのメディアが報じていたものである。

 誤記載があったのは、同社が7月11日に発送した請求書。本来支払うべき金額の末尾に「0」が1個あるいは2個付記されたことで、実際の請求額よりも1ケタもしくは2ケタ多い金額を表示してしまった。

 誤記載された請求書の送付先は、何らかの理由で利用が停止した後に入金がとれていないユーザーであり、発生件数は北海道、東北、関東、中部地方の2万6126件だという。

 今回のトラブルの原因は、同社の東京料金センターの料金管理システムにおける不具合といい、請求書の印刷会社に送付するデータの中で、本来考慮すべき小数点が無視されたことで「0」が付記されてしまったと説明している。KDDI広報部では、詳しい原因を調査中とする。

 KDDIでは、該当ユーザーに7月12日から電話で連絡するとともに、7月14日には事情を説明した文書を発送した。