店舗の入り口
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 モバイルコンテンツ事業などを手がけるSUNは7月18日,セカンドライフ上にショッピング・サイトや映画館を設置した島「TokyoZERO番地」を開設することを発表した。7月26日にベータ版をオープンし,8月に正式オープンする。

 島の特徴は,日本語で衣類や化粧品,食品,雑貨など実際の商品を購入できるECサイトであること。通常セカンドライフ上では,ヴァーチャルな商品を売買することが多いが,TokyoZERO番地では購入した商品が実際に手元に届く仕組みになっている。決済には,セカンドライフ上の通貨であるリンデンドルかクレジットカードを利用する。

 ショッピング・サイトは,楽天などと同様に一般企業の出店料金や広告料金で運営するビジネスモデルだ。料金は例えば,出店が「3カ月で5万円~」,広告が「3カ月で2万円~」となっている。

 TokyoZERO番地はショッピング・サイトのほか,映画「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」など手塚治虫作品を上映する映画館や,結婚式を挙げる結婚式場などを提供する。SUN代表取締役副社長の奥井宏太朗氏は「今後はリアルの結婚式場と提携し,ウェディングドレスの試着や結婚式のシミュレーションなどを行う予定」と語る。また,リアルのファッションイベント「神戸コレクション」をセカンドライフ上でも実施し,モデルによるファッションショーなどを再現することを企画している。