SANSインスティテュート(以下、SANS)とNRIセキュアテクノロジーズは、セキュリティ技術の認定トレーニング・プログラムを実施するインストラクターを日本国内で募集する。

 SANSは、政府や企業などの担当者を対象としたITセキュリティ教育を目的として1989年に設立された団体であり、本部を米国のワシントンD.C.に置く。セキュリティ教育やトレーニングのほか、政府の公共政策への関与、調査・研究活動などが主な活動である。トレーニングに関しては、40人のSANSの認定インストラクターが講師を務めるが、これまで日本人のインストラクターはいなかったという。

インストラクターを必要とする講師にはいくつかの種類があるが、今回SANSインスティテュートとNRIセキュアテクノロジーズが公募するのは、情報セキュリティに必要な全分野をカバーするコース「SEC401:SANS Security Essentials」のインストラクターである。

同インストラクターに応募するには、SANSによる認定試験GIAC(Global Information Assurance Certification)の取得者あるいは同資格を受験中であること、情報セキュリティ関連の業務に従事していること、情報セキュリティ関連のトレーニングでの講師経験があること、TOIECで600点以上の英語によるコミュニケーション能力を有すること、SANS JAPAN事務局(NRIセキュアテクノロジーズ)が開催するSANSトレーニング・プログラムへの参加が可能であることをすべて満たす必要がある。

 今回の公募期間は、2007年7月17日~同8月31日まで。