米Red Hatは米国時間7月12日,Javaアプリケーション・プラットフォームの新版「JBoss Enterprise Application Platform 4.2」を発表した。全世界で提供する。

 新版は,Javaアプリケーション・サーバー「JBoss Application Server 4.2」,オープンソース・オブジェクト/リレーショナル・マッピング(ORM)ソフトウエア「Hibernate 3.2.4」,Webアプリケーション開発フレームワーク「JBoss Seam 1.2」などで構成するミドルウエア。Red Hatでは「レガシー・アプリケーションをオープンソース・アーキテクチャに移行するための,大容量で低コストな手段を提供する」としている。

 Java Platform, Enterprise Edition(Java EE)5.0に対応しており,Enterprise JavaBeans 3.0(EJB3)やJavaServer Faces(JSF)などを組み合わせて運用できる。J2EE 1.4の全サービスが利用可能で,オープンソースWebサーバー「Apache Tomcat 6」を組み込んだ。Java EEのAPIに加え,従来のAPIでもアクセスできる。キャッシュ処理やクラスタリング,トランザクションの改善も施した。

 対応OSはRed Hat Enterprise Linux 5,HP-UX,Solaris,Windows。米BEA Systems/米Hewlett-Packard(HP)/米Sun MicrosystemsのJava仮想マシン(Java VM),Oracle/Microsoft SQL Server/MySQL/PostgreSQLといったデータベースに対応している。

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