ソフトバンクモバイルは7月12日,KDDIと沖縄セルラー電話が11日に発表した法人向けの割引サービス(関連記事)に対して,au対抗の料金プラン「オレンジプラン」に新しい割引サービス「法人自分割引」と新料金プラン「法人エコノミープラン」を追加した。申し込みの受け付けと適用は9月1日から。

 法人自分割引は,2年単位の継続利用を条件に,基本使用料を利用年数に応じて割り引くサービス。オレンジプラン(W)を契約している場合は,初年度から基本使用料を37%割引,11年目以降は半額になる。KDDIの「法人MY割」と比較すると,1年目,3年目,5年目,7年目の割引率が0.5%高くなっている。

 一方,オレンジプラン(X)を契約している場合の初年度の割引率は,エコノミー/ライト/オフタイム/デイタイム/キッズ・シニアプランが36%(4年目以降は52%),ビジネス/スタンダードが30%(同47%)となっている。いずれのプランを契約した場合も,契約期間中に解約した場合は9975円の解約金が発生する点はKDDIの「法人MY割」と同じである。

 法人エコノミープランは,2年単位の継続利用を条件に基本使用料が1879.5円になる料金プラン。KDDIの「法人エコノミープランWIN」より10.5円安くした。1分当たりの通話料は,平日昼間(8時~19時)が21円,それ以外が50.4円で同じ。

 ソフトバンクモバイルの孫正義・代表取締役社長は2006年10月の新料金発表時に「他社の追随,対抗値下げは24時間以内に発表する」と公約しており(関連記事),今回の発表はその公約を守ったもの。

■変更履歴
第5段落の冒頭の文で,「ソフトバンクモバイルの孫正義・代表執行役社長」と掲載しましたが,正しくは「ソフトバンクモバイルの孫正義・代表取締役社長」でした。お詫びして訂正いたします。本文は修正済みです。 [2007/07/12 19:04]

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