NTT西日本は7月11日,集合住宅向けFTTHサービス「フレッツ・光プレミアム マンションタイプ」に,小規模住宅向けの新メニュー「フレッツ・光プレミアム マンションタイプ ミニ」を加えると発表した。7月12日から申し込みを受け付け,サービス開始は9月下旬の予定。

 フレッツ・光プレミアム マンションタイプは,上り下りが最大100Mビット/秒のベストエフォート型サービスで,局舎からの光ファイバ区間を集合住宅内の複数ユーザーが共用する。集合住宅に「集合VDSL装置」を設置し,そこから各戸とVDSLで通信する方式をとる。

 同社は集合住宅向けとして「フレッツ・光プレミアム マンションタイプ プラン1/プラン2」を提供中だが,いずれのプランにも提供条件がある。プラン1は「同一の集合住宅で8ユーザー以上の加入が見込めること」,プラン2は「同一の集合住宅で16ユーザー以上が見込め,かつ代表者からの申し込みがあること」だ。これに対してマンションタイプ ミニは加入者数の下限を引き下げ,「同一の集合住宅で6ユーザー以上の利用が見込め,3ユーザー以上からの申し込みがあること」を提供条件とした。より小規模な集合住宅で利用できる。これは,「従来よりも小型の集合VDSL装置を提供できるようになった」(NTT西日本)ことから実現した。

 月額料金は,2年間の継続利用を条件にした「フレッツ・あっと割引」適用時で4315.5円。ISP料金は別途かかる。初期費用は,契約料と工事費が必要。契約料は840円。工事費は内容により異なるが,代表的な工事の場合2万9190円としている。提供エリアは,NTT西日本エリア内のフレッツ・光プレミアム マンションタイプ(プラン1/プラン2)提供地域で,需要が見込まれるところから順次提供していくとする。

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