通信モジュールを内蔵したThinkPad X61。液晶ディスプレイの側面上部にアンテナを備える
通信モジュールを内蔵したThinkPad X61。液晶ディスプレイの側面上部にアンテナを備える
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 レノボ・ジャパンとKDDIは2007年7月10日、CDMA 1X WINの通信モジュールを内蔵したノートパソコンを同7月11日から販売すると発表した。

 機種は「ThinkPad X61 76755BJ」「同 X61s 766894J」の2機種。価格はThinkPad X61 76755BJが24万6750円、X61s 766894Jが22万5750円となる(直販価格)。いずれも既存のThinkPad X61、同X61sをベースに、PCI Express Mini Cardサイズの通信モジュールを組み込んでいる。ノートパソコンの液晶ディスプレイ側面上部に搭載しているアンテナを利用するため、カードスロットに差し込んで使うアンテナ一体式のモジュールを利用する場合に比べ、感度を高められるという。

 下り方向の通信速度は最大2.4Mbps、上り方向は最大144kbps。パソコンの購入後、通信回線を契約できる「オンラインサインアップ」方式を採用する。通信モジュールの組み込みについてKDDIは「ほかのパソコンメーカーからも話があれば対応していきたい」としている。

 KDDIは、2007年7月18日から東京ビックサイトで開催される「ワイヤレスジャパン2007」のブースで同モデルを展示する。