スウェーデンのEricssonは現地時間7月9日,韓国のSamsungと世界規模の特許クロス・ライセンス契約を更新したと発表した。Ericssonは第2世代(2G)および第3世代(3G)携帯電話技術に関する特許の非排他的ラインセンスをSamsungに供与する。SamsungはEricssonに対してロイヤリティを支払うほか,自社特許のライセンスを提供する。

 また両社は,係争中だった特許侵害訴訟について,相互に訴えを取り下げることでも合意した。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,両社は2002年に携帯電話向けの特許に関するライセンス契約を締結し,2005年に期限を迎えたが,ライセンスの更新条件で合意に至らなかった。Ericssonは2006年2月にドイツ,オランダ,英国,米国でSamsungを特許侵害で提訴し,8月には米国で訴訟を拡大していた。

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