写真●NTT東日本が発売する「フレッツフォン VP2000」
写真●NTT東日本が発売する「フレッツフォン VP2000」
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 NTT東日本は,Bフレッツなどのユーザー向けにIPテレビ電話機「フレッツフォン VP2000」を7月10日に発売する(写真)。操作性の向上を図るために,本体の大部分を占める液晶のタッチパネル画面を搭載しているのが特徴。

 VP2000は,NTT東日本の「Bフレッツ」と「フレッツ・ADSL」に対応。テレビ電話サービス「Flet's.Netナンバー」の契約者同士であれば,定額料金でハンズフリーのテレビ電話を利用できる。また,ひかり電話の付加サービス「テレビ電話接続」やISP(インターネット接続事業者)が提供する「IPテレビ電話サービス」にも対応している。

 事前に登録した電話番号からの着信に対して自動的にテレビ電話で応答する「着信自動応答機能」も搭載している。たとえば,テレビ電話に対応したNTTドコモのFOMA携帯電話の番号をVP2000に登録しておけば,VP2000のカメラで撮影した留守中の自宅の様子を,FOMA携帯電話機のテレビ電話で確認することもできる。

 電話機能だけではなく,インターネットの利用も可能。パソコンを使用しなくても,VP2000だけでWebサイトを閲覧できる。ニュースや地図情報など日常生活に役立つ15のサイトが事前登録されており,この中から最大9サイトを選んでワンタッチ・ボタンに登録して利用できる。

 液晶のタッチパネル画面のサイズは12.1インチ。既存製品のVP1000とVP1500が8インチであるのに対して,約1.5倍の大きさである。解像度はXGA(1024×768ピクセル)。最大発色数は約1677万色。

 価格は6万8040円。ただし満60歳以上のユーザーと,Bフレッツまたはフレッツ・ADSLの新規申し込みから開通後約1カ月以内の購入者には,特別価格として6万2790円で販売する。満60歳以上で新規申し込みの場合は5万7540円。

 なお,NTT西日本も同製品を発売する予定だが,時期は未定。

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