米Transmetaは米国時間7月6日に,米AMDから750万ドルの出資を受けたことを明らかにした。AMDはこれに伴いTransmetaの優先株を取得した。

AMD社長兼COOのDirk Meyer氏は「Transmetaは当社が『AMD64』技術の市場投入を成功させ,AMD64および『HyperTransport』技術を普及させる際の重要な同盟だった」と説明。「出資によりTransmetaの技術開発をサポートすることで,当社がTransmetaのエネルギ効率の高い革新技術をいっそう活用できる。それが当社の顧客に恩恵をもたらすことになる」(同氏)。

 なお,両社は昨年6月,AMDがTransmetaの「Efficeon」マイクロプロセサの新興市場向けバージョンを独占的に販売する提携を結んでいる。AMDは同マイクロプロセサを米Microsoftの従量課金制パソコン・サービス「FlexGo」対応ハードウエア向けのプロセサ「AMD Efficeon」として提供する(関連記事)。

 ちなみに米メディアの報道(internetnews.com)によると,Transmetaの2007年第1四半期の業績は,売上高が210万ドルで前年同期の1950万ドルを大きく下回り,純損失1870万ドルで同160万ドルから赤字幅を拡大している。

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