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“未熟な傑作マシン”だった「iPhone」,使ってみて初めて分かった実像

瀧口 範子=シリコンバレー在住ジャーナリスト 2007/07/06 ITpro

 6月29日の発売当日に「iPhone」を入手してから数日が経過。使い方にも慣れてきたことで,iPhoneの実像が見えてきた。それを一言で表すとすれば「未熟な傑作マシン」ということだ。

 現時点でのiPhoneは,テキストのコピー&ペーストができないといった致命的な問題があり,決して満点を与えられる製品ではない。しかし,「マルチタッチ・スクリーン技術」を利用した革新的なユーザー・インタフェースなど,これまでの携帯電話やPDA(携帯情報端末)では考えられなかった新鮮な機能が数多くある。「iPhoneは世界の携帯電話を一変させる潜在力を有している」。実際にiPhoneを使ってみて,改めてそう感じた。

映画のワンシーンに誘うユーザー・インタフェース

 iPhoneのさまざま機能を紹介する前に,まずはiPhone最大の目玉であるユーザー・インタフェース(UI)の話から始めたい。

 「なぞる」「スクロールする」「タップする」(軽く叩く)。iPhoneのほとんどの操作は画面上で指先を直感的に動かして実現する。映画のワンシーンのようなジェスチャー入力の使い心地が,ユーザーを興奮させているのは間違いない。1本の指だけではなく,写真や地図では2本の指を使って画面の拡大縮小などができる。iPhoneはスクリーン上の複数点の接触を感知している。


写真1 「カバー・フロー」機能によるアルバムの表示
[画像のクリックで拡大表示]

 このUIを実現したのがマルチタッチ・スクリーン技術である。これは2年前にアップルが,米国東海岸にある FingerWorks という会社を買収して手に入れた技術だと言われている。マルチタッチ・スクリーンは,通常のタッチ・スクリーン上に,指の動きの強弱などを感知するセンサーを重層させることで実現した。今秋発売の噂があるアップルの新ノート・パソコンでも同技術が使われると言われている。

 iPhoneではさらに,「ユーザーは次にどのような操作をするのか」というシナリオをあらかじめ作り,それに沿って画面上のタッチ領域や,スライド,スクロール,タップといったUIの各パーツを配置する。このような細かな工夫によって,画面の遷移が最適かつスムーズなものとなり,ユーザーに快適な操作感を与えている。

 ダイナミックな画面の動きにも注目したい。「iTunes」と同様のカバー・フロー(アルバムの画像を立体的に閲覧できる機能,写真1)の動きもそうだが,それ以外にも,あるアイコンを選択すると,他のアイコンが放射状に散らばって次の画面に変わる,あるいはスクリーンの下からバーチャル・キーボードが浮かび上がるといったアニメーションはいかにもアップルらしい。

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