韓国のLG Electronicsは現地時間7月4日,DVD技術に関する同社の特許を台湾のQuanta Computersが侵害したとして提訴したことを明らかにした。LGはQuantaに対し,同技術の使用停止と損害賠償を求めている。

 LGがウイスコンシン州西部の連邦地方裁判所に訴訟を申し立てたのは7月3日のこと。LGは,DVD規格に関する4件の特許が侵害されたと主張。「Quantaが許可無くこれら特許を使用してノート・パソコンを製造し,米国のパソコン・メーカーに供給した」と述べている。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,Quantaの主要顧客には米Apple,米Hewlett-Packard,米Dellなどが含まれる。

 ちなみにLGがQuantaを訴えるのはこれが初めてではない。LGは2000年に,パソコン関連技術の特許侵害で,カリフォルニア州北部の連邦地方裁判所にQuantaを提訴している。同地裁はQuantaによる特許侵害はないと判断したが,米控訴裁判所が2006年にこれを差し戻した。この訴訟の判決は2008年前半に出される予定である。

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