米Microsoftは米国時間7月5日に,同社のビデオ・ゲーム機「Xbox 360」の不具合に関する対応を発表した。ハードウエアの故障を意味する赤ランプ3個が点滅した同ゲーム機を無償で修理および交換する。その際,保証期間を購入日より3年間に延長する。

 同社は,「容認しがたい台数」の修理が発生したため,考えられる全般的なハードウエア不具合の原因を調査した結果,多数の問題を特定したという。すでに改良を加えており,既存および新規ユーザーに対する保証ポリシーを改訂する。

 「赤ランプ3個点滅」の症状が起こったXbox 360については,購入日から3年以内であれば,Microsoftが修理あるいは交換費用(送料も含む)を負担する。すでに同症状に関して修理費などを支払ったユーザーに対しては,払い戻しを行う。

 なおこの処理により,同社は2007会計年度第4四半期(2007年4~6月)の決算に10億5000万~11億5000万ドルの税引き前費用を計上する見通しである。

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