ヤフーのサービス統括部企画1部トップページ企画西田修一氏
ヤフーのサービス統括部企画1部トップページ企画西田修一氏
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新しくなる「Yahoo!JAPAN」のトップページ
新しくなる「Yahoo!JAPAN」のトップページ
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現在のトップページ。比べてみると大きく変更されているのが分かる
現在のトップページ。比べてみると大きく変更されているのが分かる
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 ヤフーは2007年7月5日、現在アルファ版としてテスト運用している「Yahoo!JAPAN」のトップページのリニューアルについて全容を明らかにした。

 トップページの変更はベータ版として2007年秋から実施し、正式版は2008年初旬から提供を開始する。ただし、2007年6月27日~7月10日までアルファ版としてテストを実施中。Yahoo!JAPANに訪れたユーザーに対してランダムに新しいトップページを表示して、アンケートを実施しているという。「同じユーザーが200回訪れて1回表示されるかされないかの割合。期間中に200万人ほどのサンプルを収集できる予定」(ヤフーのサービス統括部企画1部トップページ企画西田修一氏)。

 新しいトップページは縦3段の構成で、従来740ピクセルだった横幅を950ピクセルに拡大。一番左の段には「今回の目玉であり、大きな変更点」(西田氏)でもあるYahoo!JAPANのサービスを縦に並べた。今までは、ページの中央に数十種類配置していたが、数を絞って配置。ベータ版以降では、カスタマイズ機能を実装し、ユーザーが好みのサービスを選んで配置できるようにする。

 中央の段にはニュースや、時節や流行に沿ったテーマサイトなどを設置。ニュース欄はタブで切り替えが可能。「トピックス」「経済」などの決められた項目のタブ以外に、国内ニュースや海外ニュースなど、好みのニュースを選んでタブに設定できる。テーマサイトは「お酒で太るは嘘だった?!」「スッキリすごそう1週間!」など、時間帯や曜日に合わせた情報を提供。1日3回更新で、時間帯にあったトピックスを提供する。

 右の段には新たに「地域枠」を配置。自分の住んでいる地域を設定することで、イベント情報やグルメスポット、交通情報やテレビ番組情報などを表示できる(交通情報とテレビ番組情報はベータ版以降)。

 今回の変更に伴い、ユーザーの好みでカスタマイズできるパーソナライズ機能が増えているが、この機能はある程度絞っているという。「Yahoo!のユーザー層は20~60代、初心者から上級者までさまざま。そういった意味では、(リテラシーの高い人だけが楽しめるような)パーソナライズに関しては積極的ではない」(西田氏)。パーソナライズをメインに考えるユーザーには自分専用のページが作れる「My Yahoo!」を使ってもらいたいとした。