Wi-Fineの仕組み。NTTBPが設置した公衆無線LANを使って配信する
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接続した画面例。コンテンツは無料で利用できる
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 2007年7月3日、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は京浜急行電鉄および首都圏新都市鉄道(TX)、プロントコーポレーションと共同で、公衆無線LANを使って情報配信を行うためのプラットフォーム「Wi-Fine(ワイファイン)」の提供を開始すると発表した。

 NTTBPはNTTグループの公衆無線LAN機器などを設置しており、2007年6月時点で全国の駅や空港、カフェなどに約6000基地局を設置している。今回のWi-Fineサービスでは、まず京浜急行やTXの公衆無線LAN設備を使い、ユーザーが接続したエリアを確認し、それに合わせた情報をNTTBPが配信する。

 利用できるのは京浜急行の全駅と、TXの全駅および列車内、カフェ「プロント」と「カフェソラーレ」の全国114店舗となる。Wi-Fineで閲覧できるコンテンツは無料だが、接続するには公衆無線LANとの契約が必要。現在、京急と首都圏にあるプロントでは無料で公衆無線LANに接続できるサービスも提供している。

 サービス開始当初は天気予報やニュースなどのほか、京浜急行電鉄では運行や沿線情報を、TXでは運行情報のほか音楽のダウンロード、プロントでは音楽情報などを予定している。

 NTTBPでは、このサービスを空港や鉄道など全国に拡大する予定。