マイクロソフトは7月3日、「国が今後,マイクロソフトのWordやExcelを購入できなくなる」とのNHK報道に対する見解を発表した。NHK報道には誤りがあると総務省が発表したのを受けてのもの(関連記事)。

 マイクロソフトは「報道された内容が政府の定めた基本指針を正確に伝えるものではない」とした上で、同社製品の具体名を挙げて、「あたかも調達から排除するかのような印象を与え、中央官庁、地方公共自治体様を含むユーザーの皆様やパートナー企業様に混乱を与えるような誤った報道がなされたことを大変遺憾」としている。

 「Office 2007」の新たな文書フォーマット「Open XML」については、「Ecma International」が標準化しているほか、Ecma InternationalがISO/IECに提出している。マイクロソフトによれば、2007年後半から2008年には、ISO/IECにおける標準認定の判断が出る見込みだという。