Webサイトの脆弱性診断サービスを手掛ける三和コムテック(東京都港区、柿澤晋一郎社長)は、7月1日から販促キャンペーンとして1カ月間だけ短期契約できるサービスを設けた。通常は年間契約で提供しているが、月額にすることで料金を値下げし、ユーザー企業が試験的に導入できるようにした。サービス内容は年間契約の場合と同じにしており、新規顧客の獲得につなげる。ただし先着で50社までとしている。

 三和コムテックが展開する診断サービスは米ScanAlert社の「HACKER SAFE」で、国内では同社が日本総代理店となって販売している。ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)方式で、国内では約2000社以上が導入しているという。自動でリモート診断を行い、脆弱性を診断し、安全性が確認されると「HACKER SAFE」のマークが発行される仕組み。

 販促キャンペーンは、1日当たり1億ビューを達成した記念のため。年間のサービス価格は31万2900円からだが、今回は1カ月で4万2000円に設定している。「サービス内容のバージョンアップも行っており、今回からデータベースの脆弱性診断も新しくメニューに加えた。まず1カ月間だけ試しに利用してみたいというユーザー企業に提供したい」(斉藤晴美営業企画部長)。今後は内部統制関連のニーズも見込み、年内にはユーザー企業を4000社に増やす計画だ。