NECとNEC子会社でパソコン関連事業を手がけるNECパーソナルプロダクツは、2007年6月28日、2006年4月から2007年3月までの1年間で、使用済みパソコンおよびディスプレイ計29万679台を回収し、資源として再利用したと発表した。内訳は、企業などから排出されたものが16万7518台、家庭から排出されたものが12万3161台。回収台数は2005年度と比較して約1万台増えた。

 回収した製品(再販売用を除く)に対して資源として再利用した割合はデスクトップパソコンが76.7%、ノートパソコンが45.9%、CRTディスプレイが72.8%、液晶ディスプレイが55.8%(いずれも重量ベース)。

 NECでは、ユーザーからパソコンを買い取り、データ消去、OS、ソフトのインストールを行って再生し、再販売する「NEC Refreshed PC」事業を2003年から手がけている。今回の回収台数には同事業に基づく買い取りパソコンも含まれる。