米Palmは米国時間6月28日に,2007会計年度第4四半期(2007年3~5月)と通期(2006年6月~2007年5月)の決算を発表した。第4四半期の売上高は4億130万ドルで前年同期の4億310万ドルからわずかに減少。株式報酬費用や無形資産の償却費用などを含む純利益は1540万ドル(希薄後の1株あたり利益は15セント)で前年同期の2720万ドル(同25セント)から大きく減少した。

 非GAAPベースでみると,純利益は1780万ドル(希薄化後の1株あたり利益は17セント)。同条件の前年同期の純利益は3060万ドル(同29セント)だった。

 全体的な売上高は低下したが,スマートフォンの売上は前年同期比14%増の3億4420万ドル。出荷台数は同43%増加し,過去最高の75万台を記録した。

 通期の売上高は前年度比1%減の15億6000万ドル。純利益は5640万ドル(希薄化後の1株当たり利益は54セント)で,前年度の3億3620万ドル(同3ドル19セント)と比べ大幅な減益となった。非GAAPベースの純利益は7340万ドル(同70セント)で,前年度は8850万ドル(同85セント)だった。

 スマートフォンの売上は前年比15%増の12億5000万ドル。出荷台数は同34%増の約270万台で過去最高となった。

 また同社は今後の業績見通しについても明らかにした。2008会計年度第1四半期(2007年6~8月)の売上高は3億5500万~3億6500万ドルの範囲,GAAPベースの希薄化後の1株当たり利益はマイナス1セント~1セント,非GAAPベースでは7~9セントの範囲を見込む。

[発表資料へ]