日本ヒューレット・パッカードは2007年6月28日,サーバー機「HP ProLiant ML115」を1万8900円(最小構成の場合)で販売開始した。5月24日に,同製品を9月27日まで2万5200円で販売する「ホップ・ステップ・ジャンプ・キャンペーン」を開始したばかりだった。価格を6300円引き下げたのは,「市場調査による結果」(同社広報部)としている。今回の値下げは一時的ではなく,キャンペーンが終了する9月27日まで継続する。

 HP ProLiant ML115は,注文時に仕様を変更できるBTOを採用し,最小構成ではAthlon 64 3500+,512Mバイトのメモリー,80Gバイトのハード・ディスク,48倍速のCD-ROMドライブなどを搭載する。通常価格は3万9900円であり,2万1000円も安くなっている。

 最小構成ではOSをプリインストールしていないが,Windows Server 2003 R2がセットだと9万3450円,SUSE Linux Enterprise Server 10がセットだと4万3050円になる。また,CPUをデュアルコアのOpteron 1210に変更するには,9450円を追加する。

 ホップ・ステップ・ジャンプ・キャンペーンでは,東京都昭島市にある同社の昭島工場で製造するサーバー機を対象とする。HP ProLiant ML115のほかに,HP ProLiant ML110/150が含まれる。キャンペーンは,昭島工場の知名度向上とx86サーバーのシェア拡大を狙ったもの。

 キャンペーンに関する詳細な情報は,このWebページで確認できる。

■変更履歴
本文中の第一段落および第二段落にある「HP ProLiant ML115」は,記事の公開当初には「HP ProLiant ML150」としておりましたが,誤りだったため,記事を修正いたしました。 [2007/06/28 17:32]