米Red Hatは米国時間6月27日,2008会計年度第1四半期(2007年3~5月期)の決算を発表した。売上高は1億1890万ドルで,前期比7%増,前年同期比42%増だった。純利益は1620万ドル(希薄化後の1株当たり利益は8セント)で,前年同期の1380万ドル(同7セント)から増加した。

 株式報酬および税費用調整後の,非GAAPベースの純利益は3370万ドル(希薄化後の1株当たり利益は16セント)。同条件の前年同期の純利益は2800万ドル(同14セント)だった。

 サブスクリプション収入は1億300万ドルで,前期比7%増,前年同期比44%増加。また,非GAAPベースの営業キャッシュフローは5230万ドルだった。

 Red Hat執行副社長兼CFO(最高財務責任者)のCharlie Peters氏は,「『Red Hat Enterprise Linux 5』のリリース,そしてミドルウエアおよびJBoss戦略の一環として新製品を投入するなど,快調な四半期だった。急成長を遂げる市場で,売上と市場シェアを堅実に伸ばしてたことに満足している」と述べた。

 なお,米メディア(InfoWorld)によると,同社は第2四半期(2007年6~8月期)の売上高として1億2400万~1億2600万ドル,一時的な費用を除いた1株当たり利益として17セントを見込んでいるという。

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