ドイツT-Mobile Internationalの米国法人T-Mobile USAは米国時間6月27日,Wi-Fi無線接続を使った新たな携帯電話サービス「T-Mobile HotSpot Home」を発表した。

 ユーザーは,自宅ではWi-Fi無線接続を介して,米国内の通話相手と固定料金で何時間でも通話できる。外出時には,T-Mobileが米国内に設置する約8500カ所のホットスポットで同様のインターネット接続を体験できる。

 T-Mobile HotSpot Homeでは,ユーザーが自宅から外出する際,あるいはT-Mobileホットスポットから離れる際に,シームレスにT-MobileのGSM/GPRS/EDGE対応ネットワークに移行する。逆の場合も,通話が途切れることなく会話を続けられる。

 「家庭の固定電話をやめて,携帯電話だけにしようとするユーザーが増えている。しかし,自宅からの通話をすべて携帯電話(の料金)で行いたいとは思わない。新サービスは,こうしたジレンマを一気に解消する」(T-Mobile USAの社長兼CEOのRobert Dotson氏)。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,T-Mobile HotSpot Homeの料金は,T-Mobileの基本料金に月額19.99ドルの追加料金を加算した額になる。最大で家族5人が加入できるHotSpot Homeファミリー・プランでの追加料金は,月額29.99ドルとなる。

 同サービスに対応する携帯電話は,韓国Samsung製の「t409」とフィンランドNokia製の「Nokia 6086」。2年間のサービス契約を結んだ場合の本体価格は両機種とも49.99ドル。

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