2007年6月26日、東京都交通局は都営地下鉄の大江戸線、新宿線、三田線、浅草線の4線の全駅で無線設備設置が完了し、公衆無線LANサービスを利用できるようになったと発表した。機器の設置を担当したNTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)では「2007年6月28日から全駅での利用が可能になる」としている。都営線の駅のうち、東京都交通局が管理していない押上駅、目黒駅、新宿駅については設置していないが、押上駅は東武鉄道が、また目黒駅は東急電鉄が、新宿駅についても東京地下鉄(東京メトロ)や京王電鉄などが無線LANサービスを提供済み。戸越駅のみは駅改修工事中のため、無線LANサービスが中断されており、サービス再開は11月からとなる。

 都営地下鉄で利用できる無線LANサービスはNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」、NTT東日本の「フレッツ・スポット」、NTTドコモの「Mzone」「mopera U」。

 ちなみに東京メトロの駅では8路線168駅のうち165駅で無線LANを利用できる。残りの3駅は北千住駅、和光市駅、目黒駅でこれらについても他の鉄道事業者が無線LANサービスを提供しており、6月28日から都営地下鉄、営団地下鉄の全駅で無線LANサービスが利用できるようになる。